クラウド
成長してもコストが破綻しない基盤
クラウドのアーキテクチャ設計、移行、プラットフォームエンジニアリング。私たちが重視するのは 18 か月後に効いてくる部分です。請求額、誤ったデプロイの影響範囲、そして新しいメンバーが初週でシステムを理解できるかどうか。
提供内容
アーキテクチャと移行
現在地から、説明できる目標構成へ。各ステップが単独で成立し、それぞれに戻り道がある形で進めます。
- 依存関係、データの重み、ライセンス、そして誰も書き残していない事情までを含む現状評価
- 検討して見送った選択肢も含め、判断の根拠を記録した目標アーキテクチャ
- 各段階に切り戻しを用意した段階的移行。特定の週末がすべてうまくいく前提を置きません
- ランディングゾーン:アカウント/サブスクリプション構成、ネットワーク設計、ID の基準、ガードレールポリシー
プラットフォームエンジニアリング
開発チームがその上にデプロイする「舗装された道」。私たちに断らずに自分たちで変更できることを前提に構築します。
- Infrastructure as Code。変更は他のコードと同様に、計画され、レビューされ、取り消せます
- 手元の開発環境から本番まで揃った環境の等価性。「ステージングでは動いた」に意味を持たせます
- 段階的リリース、ヘルスゲート、異常検知時の自動切り戻しを備えた CI/CD
- ゴールデンパス:コピーではなく起点として使えるサービステンプレート、ベースイメージ、共通ライブラリ
信頼性・コスト・運用
18 か月後にその基盤の良し悪しを決めるのは、二つの問いです。いくらかかるのか、壊れたとき何が起きるのか。
- CPU のグラフではなく、実際に重要な利用者体験に紐づけた SLO とエラーバジェット
- 環境別・サービス別の費用モデル。設計を確定する前に可視化します
- サイジング、オートスケール方針、コミットメント購入の計画を、事故のあとではなく定期的に見直します
- Runbook、オンコール体制、非難を伴わない障害振り返り。同じ障害を二度起こさないための仕組みです
進め方の原則
まずマネージド、作り込みは最後に
自前で運用する構成要素は、そのぶんパッチ適用・監視・要員が必要になります。明確な理由がない限りマネージドサービスを選び、その理由も記録します。
安く済む範囲で可搬性を
ロックインに見合う価値のあるマネージドサービスは使います。一方、移すと高くつく部分 ― データ、ID、ビルドパイプライン ― は、お客様が管理できるインターフェースの内側に置きます。
請求額は設計の出力
費用を試算していない設計は未完成です。想定負荷と最悪負荷の両方で費用を見積もってから、設計をご承認いただきます。最初の請求書を見てからでは遅すぎます。
要所は退屈に
障害はネットワーク、ID、状態管理から生まれます。この三つは定石どおりに保ち、目新しさは失っても機能で済む場所に使います。
ご一緒する形
2 – 4 週間
アーキテクチャと費用のレビュー
現在の基盤を信頼性・セキュリティ・費用の観点から読み解き、工数の目安と担当案を添えた優先度付きの一覧としてご提出します。
3 – 9 か月
移行またはプラットフォーム構築
移行の設計と実行、あるいは各チームがデプロイする基盤層の構築を担います。貴社エンジニアと並走し、知見が社内に残る形で進めます。
継続
プラットフォーム運用
アップグレード、費用レビュー、障害対応、そして次に変えるべきことのロードマップまで、ご一緒に運用し育てます。
取り扱う技術
案件ごとに選定します。どの案件にも当てはめる自社標準スタックは持ちません。お客様のチームがすでに保守されている技術に合わせます。
クラウドとエッジ
主要なクラウドを横断して扱います。適した選択は、データ・チーム・既存契約がすでにどこにあるかでおおむね決まります。
- AWS
- Azure
- Google Cloud
- Cloudflare
- NGINX
プロビジョニングと配信
すべてをコードで、レビュー可能かつ取り消し可能に。誰も再現できず監査でも説明できないコンソール操作は残しません。
- Terraform
- Ansible
- Docker
- Kubernetes
- Helm
- GitHub Actions
- Argo CD
状態とシグナル
移行を難しくするのは状態を持つ部分であり、障害を短くするのは可観測性の部分です。どちらも引き継ぐのではなく設計します。
- PostgreSQL
- Redis
- Kafka
- Elasticsearch
- OpenTelemetry
- Prometheus
- Grafana
プロジェクトの流れ
1 – 3 週目
評価
資産の棚卸し、依存関係マップ、費用のベースライン、リスク一覧。あるべき姿を提案する前に、いまあるものを測ります。
3 – 6 週目
設計
目標アーキテクチャ、ランディングゾーン、ネットワークと ID のモデル、そして各ウェーブの境界に切り戻し点を置いた移行順序。
2 – 8 か月目
移行・構築
ウェーブ単位で進めます。完了はコードを移し終えた時点ではなく、対象が新環境で稼働し、監視され、費用まで把握できた時点です。
継続
運用
SLO レポート、費用レビュー、パッチとアップグレードの周期、そして実際に呼び出される人たちとの障害訓練。
お手元に残るもの
- 貴社リポジトリに置かれた Infrastructure as Code と、文書化された plan / apply の運用手順
- 環境別・サービス別の費用モデル。前提条件を数値の隣に書き添えます
- 人の対応が必要なときだけ人を呼ぶ SLO、ダッシュボード、アラート
- 汎用テンプレートではなく、設計時に見つかった障害モードに対応した Runbook
- 移行の記録。何をいつ移し、何が問題になり、その結果どう変えたのか
この領域でご相談はありますか
課題の輪郭をお聞かせください。私たちが適任かどうか、正直にお答えします。